市場の一日
市場の一日の流れをまとめてみました。
下のイラストの●の部分をクリックしてみてください。詳しい説明が表示されます。
1入荷
全国各地の生産者から日々大量の商品が卸売市場に入荷されます。
卸売業者は目まぐるしく変化する消費者のニーズと必要量を正しく把握し、適正な集荷に努めます。また、農作物は天候に左右されやすいという性格を持っていますので全国各地の生産者と入荷についての連絡を密に取りあうことも大切な仕事のひとつ。言わば、生産者と消費者の橋渡し的な役割を担っているわけです。”必要なものを、必要なときに、必要なだけ集荷”することを基本として、消費者への安定供給のため に様々な努力が払われています。
2配列・下見
全国各地から集荷した大量の商品は、7,186m²の面積を持つ卸売場へ品目別、種類別に配列されます。多種多様の商品が、この広い空間を鮮やかに彩り埋めつくす様は圧巻。仲卸業者や売買参加者はせりが始まるまでの間、この広い卸売場をじっくり見てまわりどの商品をどのくらいの価格で仕入れるかを考えます。価格はその日の入荷状況や品質によって毎日変わります。
3せり売・相対売販売
- ■固定せりの様子(見本せり)
商品見本を買手に見せながらせり台で販売する
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- ■移動せり
せり人が移動しながら商品のせり販売を行なう
せり売は、買手である仲卸業者や売買参加者が値段をつけあい最高値が価格となり、ここで初めて商品の価格(卸売価格)が決まります。威勢のいい掛声が飛び交う中、せり落とされた商品は買手に引き取られます。相対売は売手(市場担当者)と買手が話し合いのうえ価格を決め、商品が引き取られます。仲卸店舗では売買参加者や買出人が買いやすいように商品を陳列し販売されたり、市内の店舗で一般の消費者のみなさんに販売されます。
4事務処理
様々な過程を経て売買される大量の商品-。これを陰で支えているのが平果のバックオフィスです。コンピュターシステムでその日の入荷・売買状況をリアルタイムにとらえ、スムーズな業務運行を可能にしています。さらに統計・実績データなどの分析から「明日の市場流通を拓く」ための手助けをしています。