9月 (September) 夏から秋への季節の変わり目、十五夜、彼岸の月です。
9月(September)。和風月名は長月(ながつき)。
9月は日が次第に短くなり、夜が長くなっていく時期なので秋の夜長、夜長月の略だと言われています。秋も次第に深まり、夜の時間が長くなってくると恋する人は朝が来るのが待ち遠しく、夜が長く感じられるから「夜が長い月」となった説(拾遺和歌集)や「稲刈月(いなかりづき)」の上下を略して「なが月」となったという説(賀茂真淵明)もあります。そのほか菊月、朽月とも言います。
朝夕はしのぎやすくなってきますが、前半はまだ夏の暑さが残り、日中の暑さは厳しいものがあります。季節の境目でもあり、台風も訪れるなど天候不順の月。6月よりも雨の日が多く、一雨ごとに秋が深まって行きます。夜になると涼しく蝉の鳴き声も衰えを見せ始め、秋の気配がいやおうなしに身にしみて感じられます。
さて、当月は連休もあり、16日は敬老の日、19日は彼岸の入り、22日が彼岸の中日(秋分の日)、25日が彼岸明けとなります。また9月17日は十五夜・仲秋の名月(別名芋名月)を迎えます。
当月は秋色も一段と色濃くなってくるとともにまた夏の疲れも出てくる月でもあります。
このような時季には美味しい野菜・フルーツで秋の夜長をお過ごしください。
特にこの月のお奨め商品として野菜ではなす・とうもろこし、お月見(十五夜)のお供えなどにかんしょ・えだまめなど、フルーツではなし・ぶどう・みかん・桃、さらに柿なども出回り始める月です。どうぞ秋の味覚を存分にお楽しみください。またお彼岸のご贈答などにもぜひご利用ください。