秋冬ねぎ(いわき)
- 品 名
- ねぎ
- 品種名
- ねぎ
- 産 地
- 福島県 JA福島さくら
いわき市内出荷者
- 入荷時期
- 11月中旬~翌年3月下旬
- 最盛期
- 11月下旬~翌年2月
担当者からのコメント
今では一年中食べられますが、ねぎは冬または冬に向かう11月~3月の今が一番美味しい時季です。ねぎは気温が低くなってくると、甘みや風味が一段と増してくるからです。そこでいわき市の代表的野菜、重点作物にも指定されている「秋冬ねぎ」の登場です。
いわき市では100年以上前の明治初期から栽培が始まりましたがその後品種も変わり、現在では消費傾向から柔らかく、白根の長い、分けつの少ない高品質の「いわきねぎ」として約160haの栽培面積を誇り、生産量は約4000tと今では福島県一のねぎの産地となっています。
出荷形態はJA扱のものは5㎏箱(バラ・束)入り、いわき市内生産者のものは500g束と用途に応じて出荷されています。
さて、ねぎには様々な効能があり、ねぎ特有のツーンとくる辛みはアリシン(硫化アリルの一種)で血行を良くし、からだを温める働きや疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を促進する働きもあり、まさにこの時期、風邪の予防・治療に最適。また血液をサラサラにする効果や葉緑素、ビタミンC、食物繊維なども豊富に含まれております。
ねぎはご家庭でなくてはならない食材の一つ。薬味や鍋物、焼き物、スープやサラダなど和・洋・中華料理全般に利用できる万能野菜です。特にこれからは鍋物の美味しい季節、健康的にも優れており、またいわきの特産品としても指定されている今が旬の野菜「秋冬ねぎ」をたくさんお召し上がりください。
ねぎの保存法
切ったねぎを保存するにはポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。1本で保存する場合は湿らせた新聞紙に包んで冷暗所で保存します。泥付ねぎは、葉を出して日陰の土に埋めておくと長持ちします。
美味しいねぎの選び方
葉と白根の緑色と白色がはっきりしているもので鮮やかなもの。白い部分が長く、また張りと艶があって重たく、硬くしまっているものがよいでしょう。
ねぎの歴史
原産は中国西部、シベリアとされています。日本では奈良時代ごろから食用していたそうです。関東では白い部分を食べる白ねぎ、関西では葉の緑の部分を食べる葉ねぎが好まれていましたが、近年では料理に合わせて使い分けるようになっています。
■販売担当者
蔬菜第一部 副部長
小松 和徳