富有かき(奈良)
- 品 名
- かき
- 品種名
- 富有かき
- 産 地
- 和歌山県 JAならけん西吉野
- 入荷時期
- 10月下旬~12月上旬
- 最盛期
- 11月中旬~11月下旬
担当者からのコメント
全国市町村の柿生産量日本一のJAならけん西吉野より、柿の中で最も旨いと言われる甘柿の王様「富有かき」が10月下旬より出荷されています。
たっぷり果肉に、たっぷり果汁、また食感はもぎたてのときは実がしっかりとして食べるとカリカリッとしているが、日が経つとジュワーとした食感に変わり、口の中いっぱいに甘さが広がります。まさに晩秋の代表的なフルーツです。
奈良の柿は標高100~400mの傾斜地で栽培されており、年間平均気温14~15℃で収穫期の温度差が適度にあり、柿を育てるのに大変適した風土です。長い歴史と新しい技術に支えられ多くの若い農業者が意欲的に柿づくりに取り組んでいます。その中でも富有かきは標高300m前後の山肌に柿産地が広がり、朝晩の冷え込みと日中の晴天が品質のよい柿を育てます。さらに産地ではカラーセンサー設備により色、形、傷など厳しく選果し、高品質な柿を生産しております。
さて、柿には健康によい様々な効能があるといわれております。特にビタミンCは柿1個で1日の必要量を満たしてしまいます。さらに、ポリフェノール類(タンニン、アントシアニン、カテキンなど)は動脈硬化や発ガン防止、二日酔い、風邪の予防などに効果があるそうです。
美味しく健康的にも優れている晩秋の味覚、奈良の「富有かき」を是非ご賞味ください。この時季お薦めの一品です。
※富有かきの商品説明や選果場の様子は下記のホームページをご覧ください。
JAならけん西吉野柿選果場
柿のミニ知識
実は刀根早生、平核無かきは渋柿を渋抜きしたものですが、富有かきなどはもともと甘柿です。
どうして柿には甘柿と渋柿があるのでしょう?。
渋の原因はタンニンで、甘柿にもこれが含まれています。ただし甘柿の場合は成長するにつれ果肉などからアルコールなどの揮発性物質が発生し、これによってタンニン細胞膜が水に溶けなくなるため渋みがでません。渋柿はその揮発性物質があまり発生しないため渋く感じるのです。
美味しい柿の選び方
へたの形がきれいで、へたが果実に張り付き果実との間に隙間(へた隙き)のないものがよい柿です。
隙間があると虫が入り込んでいる可能性があります。また果皮がしっかりとして色味が均一で赤みがあり、大きくて重みのあるものを選びましょう。
■販売担当者
常務取締役 果実部 営業本部長
草野 青史