早生木熟みかん(和歌山)
- 品 名
- 温州みかん
- 品種名
- 早生温州みかん
- 産 地
- 和歌山県 JA紀南 田辺地区
- 入荷時期
- 12月上旬~翌年2月中旬
- 最盛期
- 12月~翌年1月
担当者からのコメント
和歌山県のJA紀南は紀伊半島の西岸に位置する田辺市を管内にしており、紀伊水道を流れる黒潮の影響によって気候が温暖で、また降霜もなく美味しいみかんのできるところです。
今回ご紹介する木熟みかんは、早生みかん(宮川種)の収穫を開花期の5月より200日かけ、12月までじっくりと糖度が乗るまで木に成らせ完熟させて作ります。そうすると果皮がとっても薄く、高糖度で高濃度な味のとても美味しいみかんが出来上がります。さらに1月になりますと越冬木熟みかんとして2月中旬まで出荷される今大人気のみかんです。糖度12度以上は超特選として、11度以上は特選として出荷され、サイズとしては中、小玉のものがより美味しくお薦めです。
さて、近年の研究でみかんにはいろいろな効能があると発表されていますが、その中でも一番注目されているのが発ガン抑制効果のある「ベータクリプトサンチン」です。よくみかんを食べると手が黄色くなるといいますが、これはいわば黄色の成分であるベータクリプトサンチンがしっかり体内に吸収されている証拠なので心配する必要はありません。またこのほか肌に潤いを与えるビタミンAや血行を良くする働きのあるクエン酸など様々な成分があります。またこの時期の風邪の予防に効果のあるビタミンCもたっぷり含まれています。
これから益々寒冷となってくる時期、ご家庭でまたご贈答などにみかんの産地、紀州生まれの美味しい「木熟みかん」を是非ご利用ください。(一口食べたらぜったい忘れられない味です。)
酸っぱいみかんを甘くする方法?
通常は1~2週間程度、冷暗所に箱から出して放置しますと呼吸に酸が使われるため徐々に酸味が消えます。
ひどく酸っぱいものは少し揉んでポリエチレン袋の中へ入れるとよいでしょう。呼吸が高まり、酸が低下します。また最近テレビで放送もしていたようですが、みかんを電子レンジでチンするのだそうです。こうすると酸味が飛んで少なくなるので甘みが強く感じられるのだそうです。
※みかんに関するいろいろな情報についてはJA紀南のホームページ(みかん)を是非ご覧ください。
■販売担当者
果実第一部 副部長
八巻 卓栄