いわき市中央卸売市場 ~ 株式会社 平果

旬の野菜・フルーツSeasonal vegetables & fruits

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いよかん(愛媛)

品 名
いよかん
品種名
宮内いよかん
産 地
愛媛県 JAえひめ中央 ほか
入荷時期
1月上旬~3月中旬
最盛期
1月下旬~2月中旬

担当者からのコメント

日本一の生産量を誇る愛媛県はJAえひめ中央主力に1月から3月にかけ旬の柑橘「いよかん」が出回ります。
いよかんはみかんとオレンジの交配種で、赤紅色の果皮が美しくジューシーで、口の中に広がる甘さと香りがまた最高であることから柑橘類の王様とも言われ、色よし、味よし、香りよしの三拍子そろった愛媛県の特産品でもあります。
いよかんは明治19年に山口県阿武郡で突然変異として発見され「穴門蜜柑」と呼ばれていました。その3年後、愛媛県松山市の三好保徳氏が苗を持ち帰り、増殖させたのが愛媛のいよかんの始まりです。昭和30年松山市の宮内義正氏の果樹園で肉質が柔らかく果汁たっぷりで、香りがよく種も少ない極めて良質の新種が発見され、「宮内伊予柑」と名付け品種登録したところ、急速に全国へ広まりました。いまでは日本全体の80%以上が愛媛県で収穫されています。
たっぷりの甘い果汁と酸味とのバランスが絶妙にマッチした愛媛のいよかんはビタミンCを多く含み、疲労回復や肌の新陳代謝を良くするほか、粘膜を丈夫にして風邪の予防にもなり、さらに食物繊維も多く便秘の解消、コレステロールも排出してくれます。カリウム、ビタミンP、クエン酸なども含まれ、クエン酸には乳酸を作りにくくし、疲労を回復させる効果もあります。
ちょっとみかんも飽きてきたな…と思うこの時季、柑橘類の王様で健康にも優れている旬の味覚、愛媛産「いよかん」をお召し上がりください。

美味しいいよかんの選び方

へた枯れ、へた落ちがなく、果皮の紅色が濃く、ずっしり重量感のあるものがよいでしょう。なおJAでは写真を見ても分かるとおり人間の目、手でキズや果形を厳しく選果し、また果実に光を透過、光味センサーで受光し糖度・酸度・果実内部の様子を評価し、さらに高品位カメラで選別して高品質のいよかんを出荷しております。

いよかんの保存方法

ポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。
ダンボール箱の場合は、風通しの良い涼しいところに保存しましょう。

いよかんの美味しい食べ方

そのまま食べるのが一番です。
甘味にこくがあり、皮が薄く果汁も多く、食べた瞬間にいよかんの香りが広がります。

■販売担当者
果実第一部 部長
志賀 和典

アンデスメロン(熊本)

品 名
メロン
品種名
アンデスメロン
産 地
熊本県 JA熊本うき
入荷時期
3月上旬~5月上旬
最盛期
3月~4月

担当者からのコメント

日本一のメロンの産地・熊本県のJA熊本うきより、一般的なメロンの中で最もポピュラーなメロンで、コクのある甘さとイエローグリーンの果肉が爽やかな春の味覚「アンデスメロン」が3月から5月にかけ出回ります。
同JAのメロン類は、宇城の海岸部から山間部に至るまで栽培されており、この地形を利用して冬の寒い時期には海沿いの暖かい所、夏の暑い時期には山沿いの涼しい所でメロンの生育に合った作型で栽培されています。栽培されている品種の中心はアールスを筆頭に青肉系のアンデスメロン、赤肉系はクインシー・パリスメロンなどがあります。
アンデスメロンはアールスとコサック、ハネデューなどの交配種で昭和52年に日本の種苗メーカー「サカタのタネ」が開発した品種です。名前のアンデスは南米のアンデス山脈とは関係なく、今までのメロンより虫害を少なくし ” 安心して栽培・販売・購入できる ” の『安心です』を縮めたものだそうです。
さて、メロンには体によいいろいろな効能があるといわれていますが、その中でもカリウムが多く含まれており、この成分は体から排出されるときナトリウムを道づれにする性質をもっているため体内の塩分調整に効果があり、高血圧・動脈硬化・心臓病などによいとされています。またアミノ酸も豊富に含まれており、体内で尿をつくる働きがあることから利尿効果があり、二日酔い、腎臓炎などにもよいといわれています。さらにビタミン類や繊維質も豊富で美容と健康にとってもヘルシーな果物です。
みずみずしい果肉と、とろけるような甘さと芳香…。これから春本番を迎え、メロンの美味しい季節となってきます。産地で自信を持ってお薦めする今が旬の味覚「熊本産アンデスメロン」を是非お召し上がりください。

メロンの網目はどうしてできるの?

アールス、アンデスなどの網目(ネット)メロンは生育途中で表皮部分の成長が止まって固くなりますが、果実自体は肥大し続け、そのときに表皮にひび割れができます。
この傷を塞ぐために結合組織が発達して網目が形成されます。

美味しいメロンの見分け方

網目(ネット)メロンの場合、ネットが細かく均一にたくさん張っているものが良品といわれています。また同じ大きさなら比較してズッシリと重い方を選んでください。軽いものは種の部分が多い可能性があるからです。また花落ち部(お尻の部分)は大きく飛び出してなく小さいものが良品です。(1円玉の大きさが目安)

メロンの美味しい食べ方

メロンは購入された後、食べ頃になるまで常温で保存しておきます(追熟)。
芳香が強くなり、花落ち部(お尻の部分)を静かに押すと柔らかく感じるころが食べ頃です。食べる前に1~2時間ほど冷蔵庫で冷やしてから食べるとより一層美味しくいただけます。(冷やしすぎは味が落ちます)

■販売担当者
果実第一部 副部長
八巻 卓栄

キウイフルーツ(愛媛)

品 名
キウイフルーツ
品種名
キウイフルーツ
産 地
愛媛県 JAえひめ中央 他
入荷時期
1月下旬~4月上旬
最盛期
2月~3月

担当者からのコメント

国内生産量第一位の愛媛県、JAえひめ中央より春を告げる果実「キウイフルーツ」が出回っています。
トロピカルフルーツのイメージが強いキウイフルーツ、実は中国が原産で、日本でもサルナシと呼ばれる野生種があります。
愛媛県には昭和40年代後半、ニュージーランドなどから組合や愛媛県果樹試験場に導入され、その後みかんや稲作の転換作物として昭和50年代後半から急速に栽培が進み、今では当JAは全国でトップクラスの産地となっています。
甘酸っぱくてみずみずしいキウイフルーツにはさまざまな効能があり、とくにビタミンCはみかんの約2倍。生食できるフルーツの中ではもちろんトップクラスで、一日1個で必要なビタミンCが摂取できるほか、風邪予防・疲労回復・美肌効果があり、食物繊維も豊富なので整腸作用にも優れています。カリウムは塩分の排出・高血圧の予防に効果があり、さらにカルシウムや鉄分などのミネラル分もフルーツの中では多く含まれています。またアクチニジンというたんぱく質分解酵素も含まれており、お肉料理の後、消化を促進するといわれており、調理前の下ごしらえにキウイ果汁を使うと柔らかくなるともいわれています。そのほかにもたくさんの効能があり、以前にフルーツ研究に熱心なアメリカのある大学が"もっとも健康によいフルーツは?"とのテーマでいろいろなフルーツの成分を分析調査したところ、キウイがトップに選ばれたそうです。
春を迎えるこの時期、栄養満点な旬の味覚、さわやかな酸味と甘さの人気のフルーツ、愛媛県産「キウイフルーツ」を是非たくさんお召し上がりください。

キウイの追熟について

キウイは樹上で熟さないので収穫後に追熟させて楽しむフルーツです。
お店で買った後、まだ硬いものはご家庭でお好みに合わせて追熟させましょう。
目安は(縦に)上下を挟んで少しへこむ位がベスト。20度を超えない室温で放置するだけでもよいし、小さな穴を開けたポリ袋にりんごと共に入れておけばより早く食べ頃を迎えることができます。(りんごから発生するエチレンガス(植物ホルモン)が追熟を促進してくれます。)

キウイフルーツの名の由来

ニュージーランドに"キウイ"という名前の鳥が生息していてその鳥にとても似ているフルーツなのでキウイフルーツと名付けられたそうです。
ちなみに"キウイ"はニュージーランドの国鳥なのです。

■販売担当者
果実第一部 係長
鈴木 智郎

サンふじりんご(青森)

品 名
りんご
品種名
サンふじ
産 地
青森県 JAつがる弘前、JA相馬村 など
入荷時期
前年12月下旬~本年3月下旬
最盛期
1月~2月

担当者からのコメント

りんごの王様「サンふじ」が、JAつがる弘前はじめ青森県内各JAより出回っています。
青森県では日本で生産されるりんごの約55%(平成16年)を占め、生産量日本一であり、さらに2001年には品種別生産量で世界一となりました。
ふじは国光とデリシャスの交配種で、昭和37年当時、青森県藤崎市の園芸試験東北支場(現在農水省果樹試験場)で生まれ、品種名は藤崎市にちなんで名づけられたそうです。
ふじは特に食味(甘味と酸味のバランスに優れてる)がよく、また果肉の果汁が多く適度な硬さもあり、完熟すると果肉に蜜が入り、一層美味しくなります。また日持ちのよさでも人気が高く、日本のりんご生産量の50%以上を占めている大人気品種です。
さて産地では、収穫作業は終了。サンふじの普通冷蔵物の出荷となります。産地入庫量が前年比約7割のため、市場入荷量も前年を下回る予想。品質は良好で普通冷蔵は2月下旬には終了し、CA品が中旬からスタートする予定。数量減の中、価格は前月に引き続き引合いも強いことから前年より高値で推移するでしょう。
昔から「1日1個のりんごは医者を遠ざける」とも言われるように、りんごには動脈硬化、糖尿病、大腸がん、高血圧など生活習慣病の予防に効果がある食物繊維やカリウムが多く含まれているので毎日1~2個のりんごを食べるのが理想的です。
今まさに本格的にりんごの美味しい時季です。太陽をいっぱい浴びて健康的にも優れた美味しい旬の青森産「サンふじりんご」を是非たくさんお召し上がりください。

サンふじのサンとは?

ふじりんごに袋をかけずに育てた無袋栽培のことで、太陽の恵みいっぱいに育ち、有袋より甘味、香り、栄養に優れています。

りんごの蜜はなぜ入るの?

りんごの肥大期に、寒さなどのストレスによって、果実を作る養分(ソルビトール)が果糖、しょ糖などに分解されずに細胞と細胞の間に溜まり、これに水分が引き寄せられて蜜が出来ます。(りんごの蜜は完熟の証になっています。ただし全ての品種に蜜が入ると思われがちですが品種により差があります。)

りんごに関して生育過程や流通過程、りんごの効能などについて詳しく知りたい方はJAつがる弘前のホームページを是非ご覧ください。

■販売担当者
果実第二部 課長
猪狩 直也

デコポン(熊本)

品 名
不知火(しらぬい)
品種名
デコポン
産 地
熊本県 JA熊本うき
入荷時期
前年12月~本年5月上旬
最盛期
1月~4月

写真の中に「デコポン発祥の地」の記念碑も紹介しています。


担当者からのコメント

果樹王国くまもとの中でもこの季節一押しの果物「デコポン」がJA熊本うきより順調に出回っています。
管内の不知火地区はデコポンの発祥の地。有明海に面していることから、海からの光の反射をふんだんに受け、温暖な気候のためとても美味しい柑橘類ができる産地です。
その柑橘類の中でもデコポンは自慢の逸品で、ぽんかんと清見の掛け合わせで生まれたことから、デコのある清見ポンカンということでデコポンという名前がつきました。へたの周りが出っ張ったユーモラスな形が特徴で、その不恰好な姿からは想像もつかないような抜群の味。強い甘みとほのかな酸味のバランスが絶妙で一度食べたら誰もが虜になってしまいます。また香り高い皮は柔らかいため、手で簡単にむくことができ、中の袋が薄く、種がないため袋ごと手軽に食べることができます。
当JAではさらに美味しさを追求し、デコポンの品質を守るため厳しい基準が設けられており、1個、1個、光センサーで測定し糖度13度以上、酸度1%以下の高品質のものだけを厳選し、自信を持って出荷しております。
本月からは露地ものの出荷が始まります。露地ものになると小玉傾向から2L、Lサイズ中心の入荷が予想されます。本当に味がのって美味しいのは露地もの。樹になっていた分、樹や土からたくさんの「おいしさの素」をもらっているから美味しいんです。
さて、デコポンは他の柑橘類と同様、ビタミンCが多く、疲労回復や肌の新陳代謝をよくするほか、粘膜を丈夫にして風邪の予防に役立ちます。内袋がやわらかいので、袋ごと食べれば食物繊維の効果で便秘の解消にも期待できます。
みかんもほぼ終了期となり、ほかの柑橘類も欲しくなってくるこの頃、只今人気急上昇中の旬の柑橘類、発祥地・熊本産の厳選された美味しい「デコポン」を是非ご賞味ください。
※3月1日は『デコポンの日』です。
デコポンが熊本県より初めて出荷され市場で取引された1991年3月1日を記念して日本園芸農業協同組合連合会が制定しました。

デコポンについて

デコポンは収穫後すぐに食べても特有の甘みがありません。冷暗所に保存し、晩柑橘類特有の「追熟」をさせています。
美味しくなったころを見計らって出荷されるのですが、新鮮なものよりちょっとだけしなびた頃のほうが酸味も抜け、甘さも増し、美味しいようです。

デコポンの謎?

デコポンはその愛らしいデコが特徴です。
でもなぜできるかと言うと、その秘密は気温にあります。昼と夜の気どちらもデコポンです。デコがあるか?ないか?大きい?小さい?は味に全く変わりがありません。温差が大きければ大きいほどデコができやすくなるんです。
ところでデコの中には何か入っていると思いますか?。
実は何も入っていないんです♪。(ToT)/~~

デコポンを詳しく知りたい

JA熊本うきではデコポンの栽培方法、出荷方法などをホームページで紹介しています。詳しく知りたい方はこちらをクリックしてください。
JA熊本うきのホームページ(デコポン)

■販売担当者
果実第一部 課長補佐
湯田 翔大郎

アンコールオレンジ(大分)

品 名
アンコールオレンジ
品種名
ハウス・アンコール
産 地
大分県 JAおおいた きつき柑橘
入荷時期
2月上旬~3月下旬
最盛期
3月上旬

担当者からのコメント

柑橘類の産地、大分県JAおおいた・きつき柑橘より2月~4月にかけ「ハウス・アンコールオレンジ」が出荷されています。
アンコールオレンジはカリフォルニア生まれの最も新しいタイプのオレンジで、大分県の国東南部に位置する杵築地区の瀬戸内海の太陽をいっぱいに吸収した暖かい温室の中で大切に育てられました。アンコールオレンジは一度食べたらやみつきになり、「もう一度!」アンコールしてしまうほど美味しいということからこの名前がついたそうです。
果皮はあざやかな濃紅色で皮をむくとあたり一面にエキゾチックでまろやかな香りが広がります。口に含むととろけるような舌ざわりと、とりこになるほどのコクのある最高の甘さはほどよい酸味とマッチし、今までになかった美味しさが存分に楽しめます。本当に個性的な香りと美味しさはきっとご満足いただけるものと確信いたしております。
現在産地からは2.5㎏化粧箱での出荷となっております。
これからが旬の春の果実、とっても甘くてビタミンたっぷりな大分産「アンコールオレンジ」は食後のデザートに、お客様の接待など、またご進物・ご贈答などにもたいへん喜ばれます。是非この機会にご賞味ください。

アンコールオレンジの効能は?

アンコールオレンジは温暖な地中海のマンダリンとキングマンダリンを交配させたもので他の柑橘類と同様、色素成分のベータクリプトキサンチン、香り成分のオープラテンなどがん予防成分を含んでいます。
香り成分は神経を鎮める効果があり、体をリラックスさせ血圧を下げる効果があることも分かっています。さらに抗酸化作用をもつビタミンC、E、カロテン類も多く含まれております。

美味しい食べ方

みかんのように皮をむいてそのままお召し上がりください。またオレンジのようにカットしていただくのもお薦めです。

■販売担当者
取締役 果実第一部 部長
岩谷 仁志

ふくはる香いちご(福島)

品 名
いちご
品種名
ふくはる香いちご
産 地
福島県 JA東西しらかわ ほか
入荷時期
前年12月中旬~本年5月上旬
最盛期
3月~4月

担当者からのコメント

福島県JA東西しらかわより、大玉果で糖度が高く、強い甘味が特徴のとっても美味しい「ふくはる香いちご」が順調に出回っています。
同JAでは福島県の最南端で本県いちご販売額の約1割を占めるまで着実に産地拡大が図られ、平成15年からいちご産地改革計画で減農薬・減化学肥料による高付加価値化を推進し、持続性の高い農業生産方式の取組みでは部会員がエコファーマーとなり、環境に配慮している産地でもあります。また15年度から福島県オリジナル品種の「ふくはる香」を導入し、JAブランドの「みりょく満点いちご」として出荷しています。
ふくはる香は福島県農業試験場において、女峰より良食味・大果で、促成栽培に適する高品質多収品種の育成を目標として、平成7年に章姫とさちのかを交配し、以後選抜を重ねながら平成14年に育成を完了し、平成15年2月にふくはる香として品種登録をした福島県生まれの新品種です。ふくはる香という品種名称は「福島の春の息吹と甘い香りをいちはやく消費者に届け、幸福感をともに味わいたい」という意味が込められているそうです。
さて、いちごには様々な効能があり、まずいろいろな果実の中でもビタミンCの含有量がナンバーワンで、レモンの2倍のビタミンCが含まれており、生活習慣病予防や風邪、美肌効果などがあります。大人が1日に必要なビタミンCの量は50gと言われていますが、いちごの大粒なものを5個も食べれば摂取できます。またビタミンCはコラーゲンの生成に重要な役割をもっており、血管・皮膚・粘膜などを丈夫にします。さらに最近ではいちごの天然甘味料(キシリトール)は虫歯予防にも効果があると言われています。
この季節、春の訪れにふさわしい今が旬の美味しいいちご、福島県オリジナル品種「ふくはる香いちご」を是非たくさんお召し上がりください。

※全国いちご消費拡大協議会が、毎月15日を「いちご」の語呂合わせと言うことで『いちごの日』と定めています。

美味しいいちごの見分け方

いちごはなんといっても鮮度です!。
そのポイントは、まずは実の全体が赤く艶の良いものでツブツブが立っているもの、いちごのへたが濃い緑でみずみずしいもの、スーパーなどではパックの底を見て、つぶれやキズのないもの、ちょっと勇気を出して、香りのよいものを選んでください。

いちごは果実?

一般的には果実として取り扱われていますが実はバラ科の野菜。メロンやすいかとともに「果実的野菜」と言われています。

いちごの美味しい食べ方

いちごは果実の先端にいくほど糖度が高くなりますので、へたの方から食べると美味しく食べられます。

いちごの保存法

買ってきたら、いたみをチェックし、浅めのパッドなどに移しかえます。重ねるといたみやすいので、重ねないでへたの方を下にして一段に並べ、ふたやラップをして冷蔵庫で保存します。(3日位持ちます)
またへたを取るといたみやすいので、へたはつけたままにしておきましょう。

■販売担当者
果実部 常務取締役
内藤 常夫

甘平(愛媛)

品 名
甘平(かんぺい)
品種名
甘平(かんぺい)
産 地
愛媛県 西宇和地区
入荷時期
2月下旬~3月中旬
最盛期
3月上旬

担当者からのコメント

とくに自然環境に恵まれた愛媛県は30種を超える栽培品種、生産量、品質どれをとっても日本一のかんきつ産地でしょう。その西宇和地区より出来立てホヤホヤの新品種「甘平(かんぺい)」をご紹介しましょう。
西宇和地区は愛媛県の西南部に位置し、九州に突出した45kmの長さを有する日本一の佐田岬半島とその基部の八幡浜市・伊方町・西予市三瓶町の2市1町からなり、東部は大洲市、南部は西予市に隣接し、宇和海と瀬戸内海に囲まれた海岸部は典型的なリアス式海岸が続きます。地形は起伏の多い傾斜地が連なり、平野部は極めて少なく、土質は結晶片岩を母岩とする壌土・砂壌土が大部分を占めるほか、日照量が多く、年間平均気温は約17度・年間降水量 1,540mmと自然条件に恵まれ、かんきつ栽培に適した環境となっています。
甘平は愛媛県立果樹研究センターで「西之香(にしのかおり)清見×トロビタオレンジ」に「不知火(しらぬい)清見×ポンカン」を交配し生まれた柑橘で、2007年に品種登録されたばかり。とはいっても1991年より10年以上の歳月を掛けて選抜・育成を重ねて栽培されました。
みかんより一回り大きく、扁平ながら豊満な果形が特徴で、果肉は甘くプリップリ、シャキッとした歯ざわりは今までの柑橘にはないユニークな食感です。また果皮はきわめて薄く、みかんのように手でむくことができ、じょうのう(袋)も薄く種もないのでそのまま美味しく召し上がれます。
柑橘王国・愛媛に存在感たっぷりの愛媛オリジナル品種「甘平」を是非ご賞味ください。この甘平はまちがいなく柑橘の歴史を塗り替える新時代のスーパースターとなることでしょう。

甘平の誕生秘話

近年、温暖化の影響で低糖度・大果のみかんができるようになってしまいました。そのために愛媛県立果樹研究センターが温暖化に対応できる柑橘で光センサー選果を使い「高糖均質果安定生産技術」によって作り出されたものが”甘平”なのです。また”せとか”もその一つです。

甘平の名の由来

甘平はその名のとおり、普通のかんきつ類より果形が扁平で種がなく、袋ごと食べられ糖度が高く(糖度13度~)とても甘いことから名づけられました。

栽培途中で果皮が裂けてしまう甘平!

夏場に果肉が大きく育つ時に、薄い果皮が耐えられず、裂果してしまうものが非常に多い為、生産量が極めて少ないのが現状で、商品として出回る量は全体の4~6割。
みかんやいよかんなどよく出回っている柑橘と比べるとまだまだ出始め、栽培が難しく愛媛県でも生産量はまだわずかなことから価格はやや高値となってしまうのはやむを得ないところかな…。

■販売担当者
果実第一部 部長
志賀 和典

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