いわき市中央卸売市場 ~ 株式会社 平果

旬の野菜・フルーツSeasonal vegetables & fruits

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だいこん(千葉)

品 名
だいこん
品種名
青首だいこん
産 地
千葉県 JAちばみどり銚子野菜連合会
入荷時期
11月中旬~翌年5月下旬
最盛期
11月下旬~12月下旬(秋冬)
翌年3月~4月(春だいこん)

担当者からのコメント

全国一のトンネルだいこんの生産地を誇る千葉県JAちばみどり銚子野菜連合会より「秋冬だいこん」が出回ります。
銚子は千葉県最東端にあり、その南東部分は太平洋に面し、北は利根川沿線の低地、西は表層を関東ローム層で覆われた北総台地に連なって立地しています。海洋性の温暖な気候に恵まれ、昭和の初期からだいこんが生産されており、現在銚子では生産者数380名が650haを作付けしています。はやくから超低農薬、有機ブランド栽培に取り組み、生産履歴(トレーサビリティ)をはじめ平成15年には「もっと安心農産物」に登録、同時に「ちばエコ農産物」の認証を受けています。出荷期間は11月から翌年5月まで。2月から4月の春先は”さわやかだいこん”その他の時期は”銚子(灯台印)だいこん”の名で出荷されます。
だいこんはアブラナ科の1、2年草。日本では古くから各地でいろいろな品種が作られていましたが現在では青首だいこんが全国的に普及しています。青首だいこんは地表に出ている部分が緑色になるので見た目がよく、適度な大きさで作りやすいことから全国に広まり、生食、煮物、漬物などいろいろな料理法に利用されております。
美味しいだいこんの見分け方としては根の部分は白く、きめこまかく、張りと光沢のあるもの。茎の切り口に「ス」が入っていないもの。またひげ根やくぼみがなく、丸身が円形で、持ってみてずっしりと重いものがよいでしょう。

だいこんは野菜の中で生産量、作付面積ともにナンバー1の商品です。健康的にも優れており、旬の味としても欠かせない千葉産灯台印「だいこん」を是非ご賞味ください。

だいこんの効能

根部はビタミンC、葉にはビタミンA(カロテン)、B2、C、カルシウム、鉄分、食物繊維の宝庫で、肌を丈夫にきれいにし、便秘などにも効果的です。
また根に含まれているでんぷん消化酵素のジアスターゼとオキシターゼは炭水化物の消化を助けたり発ガン物質を分解したり、たんぱく質や脂肪の消化を助けるともいわれている健康野菜です。

だいこんの保存法

保存の適温は5℃前後です。
泥付きなら土の中もしくは新聞紙などに包んで暗い場所に、洗った物は適度な湿度を保つためにビニール袋、新聞紙、ラップなどに包んで冷蔵庫で保存してください。
新聞紙に霧を吹いておくとよいでしょう。
大根おろしは水気を切って冷凍保存しておくことができます。予め小分けにしておくと便利です。

■販売担当者
執行役員 蔬菜第二部 部長
阿部 宏

秋冬はくさい(茨城)

品 名
秋冬はくさい
品種名
菜黄味(黄芯系)
産 地
茨城県 JA常総ひかり 八千代
入荷時期
10月中旬~翌年2月下旬
最盛期
10月下旬~翌年1月

担当者からのコメント

茨城県は全国一のはくさいの生産地、JA常総ひかりより「秋冬はくさい」が10月から来年2月にかけて出回ります。
生産地は関東平野のほぼ中央、茨城県の南西に位置し、年間平均気温14℃前後の温暖な気候と水はけの良い土壌で、その土には有機質をたっぷり入れ、また株間を広くとることにより栄養が全体に行き渡るようにしており、高品質で美味しいはくさいを生産しております。栽培品種は菜黄味といい、芯が黄色でジューシーで、軟らかく甘いのが特徴です。
さて、淡泊な味わいがどんな素材にも合うはくさいは、外側の葉は汁の実や炒め物に、内側の葉は鍋物や漬物に、そして芯の部分はゆっくりと煮込んだりと丸ごと一個食べられて、料理に万能な野菜の代表選手です。また、はくさいは約96%が水分ですが、ビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄、食物繊維が豊富で、特に冬に不足しがちなビタミンCやミネラルの貴重な供給源になります。ビタミンCは風邪や美肌に効果的、カリウムは塩分を体外に排出するので高血圧予防に有効で、食物繊維が胃腸のぜん動運動を促し、便秘や大腸がんの予防にも期待できます。またはくさいはアブラナ科の野菜です。アブラナ科に含まれているジチオールチオニンは発がん物質を解毒する酵素の生成を促進し、がんも抑制してくれます。

時季的にこれから少しずつ寒くなり、鍋ものの恋しい季節を迎えます。鍋もの、炒め物、クリーム煮、スープ、サラダ、漬物などいろいろな料理法で健康的な旬の野菜、茨城産「秋冬はくさい」をたくさんお召し上がりください。

※こちらのJA常総ひかりのはくさいに関するホームページもご覧ください。

はくさいの保存法

冬場は丸ごと数枚の乾いた新聞紙に包み凍らないぐらいの冷暗所に根の部分を下にして立てかけておけば2~3週間は保存できます。使うたびに外側から1枚ずつはがして使い、冷蔵庫に入れてもじゃまにならないくらいの大きさになったら野菜室で保存します。
ちょっと変わった保存法としてざく切りした冷凍白菜は料理に重宝します。葉の部分を5cmくらいの大きさに切り、固めの塩ゆでにします。水気をしっかりときり、密閉容器で冷凍します。使うときは凍ったまま炒め物や煮ものに使います。2ヶ月くらいは充分持ちます。

美味しいはくさいの選び方

重量感があり、葉がしっかり巻いているものがよいでしょう。また根元の切り口が新鮮なものを選んでください。
カットされているはくさいの場合、切り口の中心部分が盛り上がっていないものが新鮮である証です。(中心部分は切られても成長を続けるため、時間が経つと盛り上がってしまうのです。)

■販売担当者
執行役員 蔬菜第二部 部長
阿部 宏

トマト(いわき)

品 名
トマト
品種名
りんかトマト
産 地
福島県 JA福島さくら
サンシャイントマト出荷協議会
入荷時期
9月上旬~翌年7月下旬
最盛期
特になし(通年)

担当者からのコメント

福島県JA福島さくらサンシャイントマト出荷協議会より、9月から来年7月まで「桃太郎トマト」が安定供給されます。
サンシャイントマト協議会とは、とまとランドいわき・あかい菜園・JRとまとランドいわきファーム・大野水耕生産組合の4社構成で取組んでおり、トマト生産技術の向上と経営の安定化、また消費者の食に対する安全・安心への要求が高まるなか、農薬の安全使用基準の遵守、残留農薬の自主検査を徹底しております。
サンシャイントマトの名前は「太陽の光がさんさんとふりそそいでいる中、元気に育ったみずみずしく新鮮なトマト」をイメージしてネーミングされました。
化学農薬使用量を慣行栽培の1/3に抑え、播種から収穫まで一貫した管理体制で生産された高品質のトマトであることと環境にやさしい農業をコンセプトとした循環式ロックウール養液栽培を採用、また液肥の施肥量・タイミング・回数や温度・湿度・採光量などはコンピュータ制御されているため高品質でばらつきのない美味しいトマトが生産されるのです。またサンシャイントマトは完熟しても実が固く、薄く切っても実崩れしにくく、甘みが強いのが特徴です。
西洋では「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるくらいトマトには様々な効能があります。
特にリコピンは心臓病やガンの原因といわれる活性酸素を退治してくれる抗酸化作用があり、抗酸化力はベータカロチンの2倍、悪玉コレステロールの抑制効果もあります。また生で丸ごと食べられるので熱に弱いビタミンCや皮の部分に多い食物繊維も効率よく摂ることができます。なんと、トマト1個で1日のビタミンC所要量の40%の摂取ができるんです。
トマトのミネラルの中では特にカリウムの含有量が多いことから高血圧の改善に効果的で、また食物繊維のペクチンを含むことから便秘の改善、血糖値や血中コレステロール値の低下なども期待できます。また食欲が落ちたときにもトマトの甘酢っぱさが食欲を増進させる上に、酸味のもとであるクエン酸、リンゴ酸、コハク酸などの有機酸には胃のむかつきを解消したり、消化を助ける働きがあるといわれています。

いわきの農産物にも指定されており、健康的にも優れている安全安心な旬の美味しいトマト、ほかのトマトとは一味違ういわき産「サンシャイントマト」を是非ご賞味ください。

美味しいトマトの選び方

へたの緑色が濃く、ぴんと張っているのが新鮮である証拠。丸みがあってずっしりと重いものがみずみずしくて甘味も強いといわれています。(ためしに水に浮かべてみると美味しいトマトは沈みます。)柔らかすぎたり、へたの付近がひび割れているものは避けたほうがよいでしょう。

トマトの保存法

赤く熟れたトマトは冷蔵庫で保存します。赤いトマトの場合常温下だと逆に2、3日で栄養素の30%が失われてしまいますが、冷蔵庫での保存では4、5日はもちます。
保存の仕方は、へたの部分を下にして、互いにつかないように並べ、ポリ袋の中に入れて口をしっかりと閉めて保存します。トマトは重なり合うとその部分から早く悪くなるためです。ビニール袋だとポリ袋よりも早く熟れてしまうのでポリ袋を使いましょう。

サンシャイントマトについて

サンシャイントマトについての設備、栽培方法、栽培履歴などについて詳しく知りたい方はとまとランドいわきのホームページを是非ご覧ください。いろいろな情報が満載です。(とまとランドいわきさんはサンシャイントマト協議会の一員です。)

 

■販売担当者
蔬菜第一部 係長
江尻 武志

抑制きゅうり(福島)

品 名
きゅうり
品種名
きゅうり
産 地
福島県 JAふくしま未来、
JA福島さくら など
入荷時期
8月下旬~11月下旬
最盛期
9月~11月

担当者からのコメント

福島県JAふくしま未来、JA福島さくらなど県内各JAより、9月から11月にかけ「抑制きゅうり」が出回っています。
パリッとした歯ごたえと甘み、バランスのとれた水分とカタさが特長の福島県産きゅうり。現在は福島県統一ブランド「パワーグリーン」という名称で出荷され、県内全域で栽培、夏秋時期の収穫量で日本一を誇ります。厳選した肥料をつかい、手塩にかけたみずみずしいきゅうりは福島県農産物の重点品目に掲げられており、各JAとも品質の向上に日夜努力を重ねております。
さて、きゅうりは水分が9割以上で、ビタミンC以外の栄養的特徴はありませんが、その緑色のすがすがしさと特有の香り、シャキッとした歯切れのよさとみずみずしさを味わう野菜です。
民間療法では、解熱作用、食欲不振を治し、利尿作用の効果があるとされています。これはカリウムを含んでいるためで、カリウムは塩分を体外に運び、血圧の上昇を防いだり、筋肉の働きをよくする成分です。またきゅうりには水分が多く渇きを癒す効果がある一方で、むくみだるさや消化不良の解消、食欲増進、二日酔いなどにも効果的な野菜です。

きゅうりは漬物をはじめ、和食・洋食・中華とさまざまな料理にマッチする使いやすい食材でご家庭でなくてはならない野菜の一つです。健康的にも優れている美味しい旬の野菜、福島産「きゅうり」をこれからの時季、サラダ・酢の物などをはじめいろいろな料理法で是非たくさんお召し上がりください。

美味しいきゅうりの選び方

きゅうりは何といっても鮮度が命です!
きゅうりは生で食べることが多く、他の野菜と比較しても「鮮度、食感=おいしさ」の野菜ですのでしっかり鮮度を見極めましょう。ポイントは全体的に濃い緑色でつやがあり、表面のとげがちくちく(痛いほど)尖っているものが新鮮です。先の部分がふくらんでいたり、全体的に柔らかくなっているものは鮮度が落ちています。また少しくらいの曲がりなら、味や栄養に違いはありません。それよりも肝心なのは太さが均一であることです。

きゅうりの保存法

きゅうりはそれほど長持ちする野菜ではありません。水気に弱く、傷みやすいので保存するときには水気をよく拭き、ポリ袋などに入れ、へたを上に立てた状態で冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

■販売担当者
蔬菜第一部 係長
大和田 卓也

秋冬ねぎ(いわき)

品 名
ねぎ
品種名
ねぎ
産 地
福島県 JA福島さくら
いわき市内出荷者
入荷時期
11月中旬~翌年3月下旬
最盛期
11月下旬~翌年2月

担当者からのコメント

今では一年中食べられますが、ねぎは冬または冬に向かう11月~3月の今が一番美味しい時季です。ねぎは気温が低くなってくると、甘みや風味が一段と増してくるからです。そこでいわき市の代表的野菜、重点作物にも指定されている「秋冬ねぎ」の登場です。
いわき市では100年以上前の明治初期から栽培が始まりましたがその後品種も変わり、現在では消費傾向から柔らかく、白根の長い、分けつの少ない高品質の「いわきねぎ」として約160haの栽培面積を誇り、生産量は約4000tと今では福島県一のねぎの産地となっています。
出荷形態はJA扱のものは5㎏箱(バラ・束)入り、いわき市内生産者のものは500g束と用途に応じて出荷されています。
さて、ねぎには様々な効能があり、ねぎ特有のツーンとくる辛みはアリシン(硫化アリルの一種)で血行を良くし、からだを温める働きや疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収を促進する働きもあり、まさにこの時期、風邪の予防・治療に最適。また血液をサラサラにする効果や葉緑素、ビタミンC、食物繊維なども豊富に含まれております。

ねぎはご家庭でなくてはならない食材の一つ。薬味や鍋物、焼き物、スープやサラダなど和・洋・中華料理全般に利用できる万能野菜です。特にこれからは鍋物の美味しい季節、健康的にも優れており、またいわきの特産品としても指定されている今が旬の野菜「秋冬ねぎ」をたくさんお召し上がりください。

ねぎの保存法

切ったねぎを保存するにはポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。1本で保存する場合は湿らせた新聞紙に包んで冷暗所で保存します。泥付ねぎは、葉を出して日陰の土に埋めておくと長持ちします。

美味しいねぎの選び方

葉と白根の緑色と白色がはっきりしているもので鮮やかなもの。白い部分が長く、また張りと艶があって重たく、硬くしまっているものがよいでしょう。

ねぎの歴史

原産は中国西部、シベリアとされています。日本では奈良時代ごろから食用していたそうです。関東では白い部分を食べる白ねぎ、関西では葉の緑の部分を食べる葉ねぎが好まれていましたが、近年では料理に合わせて使い分けるようになっています。

■販売担当者
蔬菜第一部 副部長
小松 和徳

紅あずま甘藷(茨城)

品 名
かんしょ
品種名
紅あずま
産 地
茨城県 JA茨城旭村
入荷時期
8月上旬~翌年6月上旬
最盛期
10月~翌年2月

担当者からのコメント

秋本番を迎え、秋の味覚の代表・さつまいもの美味しい季節が到来しました。そこで全国でも有数のさつまいもの産地、茨城県JA茨城旭村より「紅あずま甘藷」が本格的に出回っています。
旭村は茨城県の東南部に位置し、東は鹿島灘、北は涸沼に面し、自然に恵まれた豊な純農村地域です。温暖な気候と水はけのよい酸素を多く含んだ圃場は甘藷を栽培するための条件にぴったり合っています。この恵まれた条件に加え、伝統ある優れた栽培技術が評価の高い美味しいさつまいもを育てます。
栽培されている品種は「紅あずま」で鮮やかな紅色で、甘みが強く、生食用甘藷の代表的存在です。焼いもやふかしいも、てんぷら等あらゆる調理法で美味しくいただけます。
甘藷は健康野菜の一つで主成分はエネルギーのもとになるでんぷんや糖質、その他ビタミンやミネラル、食物繊維などがバランスよく含まれており、たくさんの体によい効能があります。
中が濃い黄色の甘藷にはカロテンが含まれており、カロテンは体内に入るとビタミンAの働きをして体調を整え、がんの予防にも役立つといわれています。またカリウムも豊富で、体内の塩分バランスを調整することから高血圧予防に効果があり、ビタミンEは酸化脂質を抑え、老化防止に働きます。さらに甘藷にはみかんと同じくらいのビタミンCが含まれています。ビタミンCは水に溶ける性質がありますが、甘藷の場合は皮をむいても表面のでんぷんが加熱で糊化するので加熱しても6割以上が損失しないで残ります。そのため美容、風邪の予防、ストレス対策などに効果があります。食物繊維も豊富にあり、便秘、大腸がんの予防、美容などにも欠かせない野菜と言われています。
昔から「九里四里(栗より)うまい十三里)」といわれるほど美味しく健康的に優れている秋の味覚、茨城産「さつまいも」を是非この時季、たくさんお召し上がりください。この時期、とくに焼きいもがお薦めです。

さつまいもが甘くなる理由

さつまいもが甘くなるのはでんぷん質にあります。でんぷんが糖化してどんどん甘くなっていきます。秋に収穫された時からゆっくり糖化しはじめ、糖化が止まることはありません。さらに水分が少しずつ抜けていき糖分が凝縮されていくのです。そのため秋から冬に食べていた美味しいお芋は春夏に向けてさらに甘く、美味しくなっていきます。

美味しいさつまいもの選び方

ふっくらと太っていて、皮がきれいでなめらかなものが良く、黒い斑点のないものを選びましょう。またひげ根の跡は小さいほうが良品です。また細いさつまいもよりは太いさつまいもの方が繊維質が少ないので味は良いでしょう。

さつまいもの保存法

さつまいもは寒いところが苦手ですから冷蔵庫に入れると「しもやけ」を起こし、黒ずんで痛んでしまいます。戸外で保存する場合も同様ですから12月を過ぎたら外に置かないようにしましょう。寒すぎないように、乾燥させないように新聞紙などに包んで、日の当たらない暗い所で保存するのが一番です。

■販売担当者
蔬菜第二部 係長
星 優太

えのきだけ(新潟)

品 名
えのきだけ
品種名
えのきだけ
産 地
新潟県 JA北魚沼 川口
入荷時期
通年
最盛期
特になし(通年)

担当者からのコメント

長野県に次ぎ、生産量全国第二位を誇る新潟県JA北魚沼・川口より、この時季のきのこ「えのきだけ」が出回っています。
かっては農家の冬場の副業であったえのき栽培でしたが年々増え続ける消費量に対応し、産地では冷蔵施設や温度・湿度管理設備を取り入れた計画的な栽培が行なわれております。現在は100gと200g入れがありますが主流は200gとなっており、年に4回植菌され、一年中安定して出荷がなされております。
えのきだけは低カロリーで、また旨味成分であるグルタミンを豊富に含み、さまざまな料理の味わいに旨味をプラスする食材ですが近年は味以上に健康への効用が注目されており、普通の食生活で摂取しにくいビタミンB1、B2を多く含み、代謝機能の向上や肝機能を高める働き、その他免疫機能を高めたり、動脈硬化の予防やガンを抑制するなどいくつもの健康的に優れた研究成果が発表されております。
秋も深まり、ほんとうに鍋ものが恋しい季節になりました。その鍋ものにはぜったい欠かせない美味しい旬のきのこ。高品質でシャキッとした歯応えのある新潟産「えのきだけ」を是非たくさんお召し上がりください。

美味しいえのきだけの選び方

傘が白くて固く、開ききらないもので、軸が何本も重なって群生してあるもの。
袋の中の空気が少なく、傘や軸が軟化していないものが良いでしょう。

美味しい調理法

ほどよいぬめり、さわやかが歯応えを生かして味噌汁、寄せ鍋、さっとゆでて大根おろしの三杯酢、あんかけ、すき焼き、天ぷら、フライ、野菜炒めなどいろいろな料理法でたくさんお召し上がりください。

■販売担当者
蔬菜第二部 副部長
水野 佑哉

ぶなしめじ(宮城)

品 名
しめじ
品種名
ぶなしめじ
産 地
宮城県 ホクト㈱宮城センター
入荷時期
通年
最盛期
特になし(通年)

担当者からのコメント

秋を迎え、とくにきのこの美味しい季節となってきました。
このページで紹介するホクトの「ぶなしめじ」は衛生的な工場施設のもとで安心・安全を第一に考え、一年を通じ安定供給をしています。
栽培方法はビン栽培で原料の詰込から栽培、包装まで全自動システムで、人手を掛けずに衛生的に行なっております。
ぶなしめじの食味は歯応えが良く、全体的に軸が太く、傘が丸く厚みがあり、旨味成分であるグルタミンの含有量が多く、苦みが少ないのが特徴です。またホクトではきのこ総合研究所を設けており、種菌の開発から栽培技術などあらゆる面で常にサポートしております。
味に癖がないため、いろいろな料理で食卓に登場し、一年を通じ消費量の多いきのこ、ホクトの「ぶなしめじ」。是非この時季にたくさんお召し上がりください。

ぶなしめじのあれこれ

ぶなしめじのあれこれ、きのこを使ったクッキング、体にいい話など、しめじはもちろんエリンギ、まいたけなどきのこについていろいろな情報が満載されているホクトきのこのホームページ(ここをクリック)を是非ご覧ください。

■販売担当者
蔬菜第一部 係長
鈴木 翔子

たまねぎ(北海道)

品 名
たまねぎ
品種名
たまねぎ
産 地
北海道 JA北みらい、JAところ
JAふらの 他
入荷時期
8月中旬~翌年4月中旬
最盛期
9月~翌年3月(安定供給される予定)

担当者からのコメント

全国生産量の約5割以上を占める堂々の生産量№1の北海道より「たまねぎ」が本格的に出回っています。北海道各JAより貯蔵性に優れ、安定した品質で安定した供給が来春までなされる予定です。
北海道の肥沃な大地が育くみ、道内特有の日照時間が長いことや寒暖の差が激しい気候などの条件が相まって美味しい食味・甘味を引き出しております。
たまねぎはだいこん・キャベツに次いで全国野菜収穫量の第3位を占め、一年中台所に欠かせない食材の一つです。
サラダなど生でよし、炒めてもよし、煮ても揚げてもよし、と幅広い料理に活用でき、また料理の素材ばかりでなく、肉や野菜の臭み抜きや下味付けにもよく使われます。
たまねぎを切ると目がしみたり涙が出たりします。これはたまねぎに含まれる硫化アリルという成分が気化して目の粘膜を刺激するため涙が出るのだそうです。また刺激臭の元でもあります。しかしこの硫化アリルには胃液の分泌を活発にし、食欲を増進させる働きがあり、血液をサラサラにする効果もあります。また血栓ができるのを抑制し、脳梗塞や動脈硬化などの予防にも効果があるそうです。

健康的にも優れており、料理の万能選手でもある北の大地で生まれた美味しい旬の北海道産「たまねぎ」を是非たくさんお召し上がりください。
※たまねぎについてホクレンきたやさいのホームページで紹介しています。こちらもご覧ください。

たまねぎの保存法

たまねぎは湿気を嫌うので、できるだけ乾燥した風通しのよい日陰に置きましょう。たまねぎは約0℃で休眠するので、長く保存するのであれば新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れておくのがよいでしょう。

泣かないで切るたまねぎの裏わざ

皮をむく前に、電子レンジで約20秒ほど加熱すると目の粘膜を刺激する硫化アリルが弱まり、泣かずにすみます。また逆に冷やしてから切っても効果があるようです。そのほかよく切れる包丁を使ったり、包丁の方をよく冷やして使ったりすると効果があります。

たまねぎのミニ知識

たまねぎは、ねぎと同じユリ科の仲間です。さて私たちが食べているのは「根・茎・葉」のどこの部分でしょうか?
実は「葉」の部分なのです。葉鞘と呼ばれる葉の下の部分が成長し、次第に丸みを帯びてふくらんだ葉を食べています。

■販売担当者
取締役 蔬菜第二部 部長
和田 弘幸

ばれいしょ(北海道)

品 名
ばれいしょ
品種名
男爵、メークイン
産 地
北海道 JA士幌、JA札内、
JA浦幌町 など
入荷時期
8月中旬~翌年4月下旬
最盛期
9月~翌年2月(安定供給される予定)

担当者からのコメント

北海道の各JAより本年産ばれいしょ(男爵・メークインなど)が本格的に出回っています。
ばれいしょは日本全国各地で栽培されていますが、原産地のアンデス地方とよく似ている冷涼な気候・風土に適している作物であることから、北海道では全国の収穫量の約8割を占める全国一のばれいしょ産地となっています。
現在の道産ばれいしょの状況は、前年のような不作なく、充分な数量がある。価格は現状安値基調ではあるが末端価格はさほど低下せず保合で推移。予想入荷量は前年を上回り、平年並の模様。
北海道ではばれいしょの奨励品種として、男爵やメークインをはじめ約50種類の品種を作付けしているそうです。そのうち球形で芽が深い男爵、きたあかりなどは比較的でんぷん質が多く、ホクホクした食味はコロッケ・粉ふきいも・サラダなどに向いており、長めの形のメークインは還元糖の含有量が多く、甘味が強く煮崩れしないことから肉じゃが・シチューなどの煮込料理に適しています。このような特長を生かして料理に応じ、ばれいしょの種類を使い分けるようにするとさらに美味しくいただけます。さて、ばれいしょの主成分は炭水化物で、ミネラル、繊維質、ビタミンB1、Cなど豊富に含まれています。特にビタミンCはりんごの3倍もあり、フランスでは「大地のりんご」とも呼ばれているそうで、また加熱しても壊れにくいのが特徴です。またばれいしょはカリウムの王様といわれるほどカリウムを多く含み、体内の塩分バランスを保つ働きのほか、腎臓機能の低下や高血圧の予防、治療などに効果があるといわれています。

ご家庭でなくてはならない野菜の一つ、健康的に優れており、これからますます美味しくなってくる北海道産「ばれいしょ」をいろいろな料理法でたくさんお召し上がりください。

ばれいしょの名前の由来

ばれいしょは漢字で「馬鈴薯」と書きますがその意味は?それはじゃがいも畑に行って掘ってみればすぐ分かります。しなびた種いもと一緒にたくさんのいもが鈴なりになっており、なんと種いもの約15倍も取れます。その様がまさに馬の首につける鈴のようだからです。ばれいしょは昔から飢饉に役立つ、お助け芋だったそうです。

ばれいしょの保存法

常温で保存する場合は、新聞紙に包んでかごやネットに入れるなどして通気性をよくし、日陰の場所で保存しましょう。5℃くらいの暗い場所なら長期保存が可能。大量に手に入ったときはりんごを1~2個一緒に入れておくと、ばれいしょの発芽を防ることができるそうです。冷蔵庫での保存は野菜室に。

※ばれいしょ、かんしょに関するいろいろな情報については日本いも類研究会のホームページを是非ご覧ください。
おもしろい情報が満載です。

■販売担当者
取締役 蔬菜第二部 部長
和田 弘幸

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